2017年5月13日土曜日

腸内細菌の正体とは?


皆さまこんにちは麻布十番店矢本です。
前回お話しました腸の働き、今日は腸内細菌についてお伝えします!
日本人の場合、腸内細菌は100兆匹、100種類も存在します。
すごい数ですね。
その約100兆匹中の菌のバランスは正常な腸の状態では
善玉菌→約30%、日和見菌→約60%、悪玉菌→約10%と言われています。





名前通り、善玉菌は良い働きをする菌、悪玉菌は悪い働きをする菌、そして日和見菌はどちらの働きもする菌です。


上記の割合からもわかるように、正常な腸の状態では善玉菌が優勢なのですが、悪玉菌が強くなってしまうと日和見菌が悪玉菌の味方になり腸内の半数以上が悪玉菌の働きをします。
病気とまではいかなくても便秘だったり、お腹の張りだったり、不調が現れてきます。


善玉菌の栄養源は食物繊維やオリゴ糖など、悪玉菌の栄養源はタンパク質やアミノ酸などです。
タンパク質は摂取しなければいけない大事な栄養素ですが、偏りすぎると悪玉菌が優位な状態になり有害物質や発がん物質を生産したり、便の匂いを臭くします。
便やガスに臭いが出たら要注意!!!

そんな時は食物繊維やオリゴ糖を積極的に摂取し、腸内環境を整える食事を心がけましょう。






最後になりましたが、悪玉菌も時には体にとって必要なものであることも!
悪玉菌には、赤痢菌・コレラ菌・サルモネラ菌・病原性大腸菌などがあります。

これらの病原菌が来た時に悪玉菌を体の中に持つことで抵抗力になるのです。
いわばワクチンのような働きをする大事な役割も担っています。
もし、腸の中が善玉菌だけしかいないと抵抗力がなくなってしまいます。
赤ちゃんの腸内は善玉菌が優勢で良好な腸内環境と言えますが、アトピーのある赤ちゃんの腸内には悪玉菌が一つもいなかったという例があるのです。

何事もバランスが重要!
腸内細菌も食事もバランスよく、健康なカラダを手に入れましょう!!!


最後までお読みいただきありがとうございました。
素敵な週末をお過ごしください(^○^)




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